みりんって本来飲んでもおいしいこと知ってますか!?
「本みりん」と「みりん風調味料」の味を比較してみると
その違いに気づく事と思います。
●上品でまろやかな甘み
「本みりん」の成分の約半分を占めるのは、
米と米麹が作り出す糖で、天然の甘味調味料。
砂糖の甘味がショ糖だけなのに対して「本みりん」の甘味は、
ぶどう糖やオリゴ糖など、複数の糖で構成されるので、
その甘味は上品でまろやかです。
●コクと旨み
糖分は料理にコクと旨みを出しますが、本みりんには複数の糖類が
含まれているので、より複雑なコクと旨みを出せます。
また、原料の米の成分が米麹の発酵により分解され、旨み成分である
アミノ酸がたくさん生まれ、複数の糖類と天然のアミノ酸により、
料理に深いコクと味わいが出ます。
「みりん風調味料」は添加物で代用している為、
自然なコクも旨みやまろやかさも、
「本みりん」には、かなわないでしょう。
味の違いはもとより、調理効果も違ってきますので
機会があれば「本みりん」と「みりん風調味料」それぞれで
調理してみて仕上がりを比較してみるとよいかもしれません。
●煮くずれの防止
「本みりん」に含まれる糖とアルコールは加熱しても、
食品の細胞壁を壊さないので、煮くずれすることなく、
うま味成分の流出を防ぎます。
「みりん風調味料」にはほとんど期待できないことです。
●味の浸透
「本みりん」のアルコール分は即、素材に浸透するため、
その時煮汁などに含まれる糖、酸、うま味成分も一緒にしみ込み、
味を浸透させる効果に優れています。
このように「本みりん」は「みりん風調味料」に比べ、
優れている点がたくさんあります。
「本みりん」の方が「みりん風調味料」に比べ、値段が高いですが、
お料理上手になるため、また健康効果を期待して、
より良い「本みりん」を選んでみるのはいかがでしょうか。